梅はずっと昔から、家庭の健康食として愛されてきました。
猿梅ではそんな伝統的健康食を、おいしさにトコトンこだわってご提供し、
小さなお子様からご年配の方、梅干が苦手な方にまでお楽しみいただけるよう、
今の時代にあった形でお届けできればと思っています。 |
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日本一の梅の里、紀州和歌山で育まれた南高梅は、
約300種類以上ある品種の中でも、「梅干しの王様」と言われ
最高級ブランドとして有名ですが、当店ではその中でも特に
上質とされる「A級ランク」の完熟した紀州南高梅を
原料として使用しています。皮が薄く豊富で柔らかい果肉が特徴です。
本州最南端の和歌山は、温暖な気候と風土に恵まれ、
梅の栽培にとても適した環境です。
「一目百万本、香り十里」と言われる広大な南部梅林を有し、
日本の梅生産量の約6割を占めています。 |
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梅は完熟すると、杏のように黄色く色づき、まるで桃のような甘くてフルーティな香りを漂わせます。
最適な状態まで完熟した梅を、じっくりと自然落下するまで待ち、地面に直接落ちないようにビニールのネットで受けて収穫します。
さらに、収穫したその日のうちに漬け込むことで、ふっくらとろけるような果肉の梅干しができあがります。 |
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収穫された完熟南高梅は、ひと粒ずつ丁寧に丁寧に
「手と目」で選別します。選び抜かれた良質な梅たちは、
天然塩で約1ヶ月以上じっくり漬け込まれます。
その後、太陽の下で天日干しを行うことで梅の旨味が
ギュッと凝縮されて、はじめて「梅干し」となるのです。
ひとつひとつの梅の状態や天候・湿度を見極め、
干し時間を変えながら、一粒ひと粒すべて手作業で
じっくり味を深めていく熟練の技です。
大変な労力と手間がかかりますが、丹精込めて育てた
「完熟南高梅」への手間暇惜しまない梅生産農家さんの
愛情が込められています。 |
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契約梅農家さんが、丹精込めて天日干しにした「梅干し」は大切に
蔵へ寝かせ保存しています。出荷量に合わせて真水で丁寧に
洗浄しながら塩抜きを行い、再度職人の手で傷のある物や
少しでも皮が硬い物を選別ではねていきます。
これにはかなりの手間とコストがかかりますが、徹底した手作業がなければ、
お客様から絶賛されている
「口のなかでじゅわ〜っとトロケルような食感」は出せないのです。 |
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幾度となく繰り返し選別した梅干しを、今度は味付けのために約2週間漬け込みをします。
塩漬けと味付けの漬け込み、合計2会の漬け込み「二度漬け」により、まろやかで食べやすい梅干しが出来上がります。選別に選別を重ねた最高級の紀州南高梅は、とにかくお箸で摘むと皮がすぐに破れてしまうほどの薄皮で、とろりとした柔らかな食感に仕上がります。
他では味わえない、美味しさにトコトンこだわった猿梅をぜひご賞味ください。 |
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2月頃、百花に先駆けて
咲き誇る梅の花風景 |
やがて立派な実を結び
6月末までじっくり完熟 |
7月〜8月にかけての
天日干し風景 |
ふっくらやわらかな
梅干しのできあがり |
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